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勝どき動物病院 中央区勝どき

勝どき動物病院

東京都中央区勝どき3-4-20
03-5548-1226
予約優先・急患随時

フェレットの健康チェックポイント

フェレットは様々な病気にかかります。早期発見、早期治療を行うことが重要です。当院では年齢にあわせた、項目および頻度での定期健診をお勧めいたします。


フェレットのインスリノーマ


すい臓β細胞における腫瘍の発生、もしくは過形成変化により過剰のインスリンが産生された結果、低血糖状態を引き起こす病気です。
体重減少、元気喪失、意識の低下が主とした症状であり、重度の低血糖状態においては、痙攣発作、流涎、後ろ足の虚脱などがおこります。血液検査において低血糖の確認、インスリン値の測定をします。また、確定診断は摘出手術による病理検査が必要ですが、多くの場合、相談の上、血液検査、症状の状態から治療を開始する事が多いです。
治療の選択肢は内科療法もしくは外科手術となります。どちらにしても継続的な投薬、そして、高カロリーの食餌を高頻度で与えてあげることが非常に重要です。早期発見、及び治療開始が大切です。



フェレットの副腎疾患


中年以降のフェレットに多発する疾患であり、副腎の過形成、もしくは副腎皮質腺腫、または副腎皮質腺癌の発生の結果、体内の性ホルモンである、アンドロジェン、エストラジオール、17αーヒドロキシプロゲステロンの分泌が過剰に増加し、様々な症状が引き起こされます。季節的な変化もありますが、中年以降で左右対称性の脱毛が見られた場合、超音波検査等の実施をお勧めします。年齢、状況に合わせ内科療法、外科療法を選択します。



フェレットのアリューシャン病


元々はミンクの病気であり、ウイルス性の伝染病です。フェレットにも感受性を持っています。一度感染すると持続感染状態となり、ウイルスを排出し続けるとされています。初期症状はくしゃみなどとされていますが、症状は多岐にわたり、特異的ではありません。持続感染するなかで、臓器のプラズマ細胞浸潤、抗原抗体複合体の沈着による慢性的な多臓器不全(特に腎臓)、免疫力の低下による種々の症状を呈します。フェレットのアリューシャン病に対する明確な治療プロトコールはありません。このウイルスに対するワクチンは存在しませんので、対症療法を中心としつつ、インターフェロン、免疫抑制剤の使用を検討していきます。確定診断の難しい病気であり、他の疾患との鑑別が重要です。状況に合わせた検査、治療をご提案します。



・フェレットのフィラリア予防
・フェレットのジステンパー予防、ワクチンプログラム
・フェレットの異物誤飲






勝どき動物病院


診察時間:9時30分~12時
    16時~19時
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