当院では眼科専用の検査機器を高精度および迅速な診断のために導入、かつ、各種勉強会、セミナーにて常に知識、治療法のアップデートに努めています。
眼の病気は、緊急な処置が必要な場合もあります、臨床症状の変化、異変を感じましたら決して様子見ず、お早目の受診をお勧めします。
※眼の状態により、眼科専門医による検査、治療が必要と判断した場合は迅速にご紹介いたします。
・ 眼科一般検査
・ 細隙灯顕微鏡検査
・ 涙量検査(シルマーテスト)
・ 眼圧検査
・ 眼底検査(Clear view使用)
・ 超音波検査(オプション検査)
これらの検査により、涙の少なくなる病気である乾性角結膜炎、レンズが白く濁ってしまう白内障、眼圧が上昇してしまい、激しい疼痛、早期に失明に至る緑内障、網膜の異常である網膜剥離などを発見できます。
眼科症例
涙液層はムチン層、水層、油層の3層からなり、それらの障害によりドライアイを引き起こします。フルオレセインという黄色の染色液とローズベンガルという赤の染色液を点眼して、眼の表面にある傷を染めて、ドライアイの重症度を判定します。
ブドウ膜(虹彩/毛様体/脈絡膜)の炎症。原因は、外傷・細菌/ウイルス/寄生虫感染・自己免疫性・全身疾患の波及など多彩。 強い炎症、慢性的な炎症は緑内障・網膜剥離などを起こし失明を招きます。 また、ブドウ膜炎が先行し、後に全身症状が出る病気も多いため目だけでなく全身を細かくチェックする必要があります。
物理的外傷・細菌感染・ドライアイなどが原因で角膜に傷がついた状態。原因を特定して早急な治療が必要です。 傷が深いときには失明に陥るため緊急の手術が必要な場合があります。
動物も、人間と同様に白内障が発症します。ただし、老齢性だけでなく先天性/若年性など若い時から発症するケースも多いです。 また若いほど進行も早く、進行により痛みを呈する場合もあります。 正確なグレード分類(白内障の状態)を知っておく事で、将来的に失明しないための対策をたてることができます。
眼球内には水(房水)が循環していて、産生と排出が一定に保たれ眼球内部の圧力 (眼圧)が維持されています。何らかの原因で房水の排出が阻害されたために眼圧が病的に上昇した状態を緑内障といいます。 眼圧の上昇が48時間に続くと視神経が障害されるために失明しています。緊急疾患ですので早急な治療が必要です。 また、緑内障の種類によっては将来的に対側眼にも発症する可能性が高いため、同時に正常眼である対側眼の予防も重要です。
カメラに例えるとフィルムの役割をするのが網膜です。そのフィルムが剥がれてしまう状態。 網膜全てが剥離すれば、失明してしまいます。ただし、初期の段階、部分的な網膜剥離であれば治療できる場合があるため詳細なる眼底検査が必要となります。
ダックフンド、プードルなどに多く見られる遺伝性の病気。夜盲(暗い所で見えにくい)から始まり全盲に移行することが多い。 完全に失明してしまった場合、現状では完治することは難しいが、早期発見であれば症状を遅れせることが出来る場合もあるため 、後発犬種は定期検査が重要です。また白内障を併発する場合もあります。
良性のものから悪性(いわゆる癌)のものまで様々。発生する場所により治療方法も異なります。全身性の癌と同様に早期治療が重要です。
角膜ジストロフィー・結膜炎・瞳孔膜遺残・類皮腫・マイボーム腺炎・角結膜炎・涙やけ